[立脚点]

わたしは昔からいろいろなことをやりたがる性質(たち)で

旧いところでは舞台女優として活動や歌の活動

並行して文筆活動


結局のところ
〈表現〉なんだろうなと

でも
どっちつかずで
中途半端で
自己嫌悪に陥ることもしばしばだった

ところで
運命はわたしから
四肢の自由と声を奪った
傍目には不幸に見える運命は
わたしをシンプルにし〈自由〉にした

目指すものは必然的に文章だけになり
わたしは運命に感謝さえした
決めきれなかった道を選んでくれたから

そうして
二度目の運命に襲われた
拒食症と統合失調症でほんとうに死にかけた

運命が今度くれたものは
〈覚悟〉だった
文筆家としての覚悟

生還して文筆業とちいさな出版社を軌道に乗せることに邁進した
その甲斐あって詩集と作品集の計四冊の本を出版することができた

いろいろなスタイルのものを執筆した

小説
戯曲
短歌

そんな中で改めて
わたしは詩のひとなんだろうなと思った

詩に軸を置きたい

ずいぶん遠回りしたけれど
大切なわたしの立脚点

2019.05.15

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